書道展

友人の卒業研究とかで、書道展に行ってきました。しょっぱなから入場口の記名が筆オンリーでビビる。鉛筆はないの、鉛筆は(笑)。

さて、作品があります。小学校の半紙なんかとは違う、六曲屏風にずっしりと書かれたものでした。書道はよくわからんですが、これが一般的らしいです。10kg以上あるということで、存在感はかなりのもの。

で、この屏風に書いてあるものが、大半が漢詩。詩文という素材があって、それをどのような字体で書くのかが作者の意図。細い字、太い字、曲線が多い字、次とのつながりが多い字、少ない字。本人いわく、「やっぱ字には人柄が出る」って感じで。いえ、私は、その場にいた人は二人しか知りませんが。

ただ、ほとんどの作品に当てはまるのですが、崩しすぎて字が読めません(笑)。ただ、当の本人に聞くと、「自分で書いたやつ以外はたいてい読めない」とか。ふーん、本人たちがそうなのならそれでいいのでしょう。

李白のやつには知ってるやつもあった。国破れて山河ありってやつ。春望ってやつですね。知ってるところの最後、「渾べて簪に勝えざらんと欲す」より先もあったけど。え、これって続きがあるの？もしかして２番とか？(笑)

それはともかく。字が読めないのに何を見るべきかというと、「絵を見るように」見るんだそうです。「ここの曲線がいい」とか、「ここの空白がいい」とか。とはいえ、やはり時々文章が気になってしまいます。

一瞬芸術に触れた一日でした。Wiiの翌日に書く話じゃねーなこれ(笑)。